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2009年10月17日 03:31 / カテゴリ:[ コラム ]
FXにおけるロスカットとは「損切り」とも呼ばれており、ポジションまたは口座全体の評価額がある一定レベルに達した時に、さらに損失が拡大することを未然に防ぐため、その対象ポジションや口座の全ポジションを強制的に決済する制度のことです。
FXや外貨預金などの外国為替取引は、金融商品取引所で取り扱われる金融商品ではないので、値幅制限という精度が存在しません。
ですからもしもFXで買いポジションを保有していたとして、相場が急落した場合など、マージンコールやロスカットルールが設定されていなければ、取引保証金や預かり資産の額を上回ってしまうことになるのです。
さらに預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を払わなければならない事態に陥ってしまう場合もあるのです。
ポジションごとに強制的に決済を行い、損失が保証金以上に大きくなることを防ぐ、つまり決済により多額の為替差損が確定するものの、原則として最低限の資金は温存される、ということなのです。
ただし相場があまりにも急激に予想と反対方向に進んだ場合などは、預けた資産以上の損失が発生する場合もあるので注意が必要です。
会社によっては、自分であらかじめロスカットレベルを設定できるところもあります。
また相場の急激な変動や評価対象データの量などの影響があった場合などは、ロスカット判定のための評価や反対売買の執行に遅延が生じる場合もないとは言えません。
その場合、結果として預けた資産以上の損失が発生する場合もあります。
また追加の入金やポジションの縮小などロスカットの回避を目的とした対処を行った場合でも、相場の変動状況によってはロスカットが執行される場合もあります。
取引をはじめる前から損益の話ばかり聞かされるのは、気分が良いものではありませんが、投資を行う以上はこのリスク面については十分な知識を得た上で始めることが一番重要なのです。
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