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2009年12月4日 07:16 / カテゴリ:[ コラム ]
株式の売買では、「買い注文」と「売り注文」の価格と株式数が一致して、はじめて売買が成立します。
この売買が成立した株式数のことを「出来高」と呼びます。
例を出すとこうなります。
Aさんがある会社の株式を100円で1000株売りたいと思っていました。
その時にBさんがその会社の株式を100円で1000株買いたいと注文を出しますと、売買が成立するというわけです。
そしてこの時の1000株が「出来高」となるのです。
出来高は市場の活況具合を見る場合に使われることが多く、出来高が高いと取引が活発、低いと低調ということになり、株価の変動も少なくなるようです。
一般的に「出来高は株価に先行する」と言われています。
株価が上昇傾向だともっと上がるだろうと思う人は買い、利益確定したい人は売り、と活発化して出来高はさらに急上昇します。
また株価が下落傾向の場合は、割安感で「買い」と損切りで「売り」とこちらも市場は活発化しておなじく出来高が急上昇するものです。
このようなことから、出来高は相場の変わり目を判断する指標としても利用されているのです。
しかし、株価と出来高に密接な関係があるからといって、それだけで判断しては危険です。
出来高には「人気投票」のような面があるので、「株価が一番高い時に買ってしまった」というようなことが起こりえるからです。
株式の売買の見極めには、出来高だけではなく、ローソク足や移動平行線など、さまざまな要素を組み合わせて考えることをオススメします。
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